シンガポールのメンタルヘルス専門職
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シンガポールの登録資格を持つ
メンタルヘルス専門職には
どんなものがあるのか
というご質問を受けることがあります。
専門家を選ぶ時の参考にしていただけたら
幸いです。
シンガポールのメンタルヘルス専門職の
登録資格は以下です。
１）精神科医
Psychiatrist, Registered specialist (in Psychiatry)
シンガポール医学評議会
Singapore Medical Council
２）公認心理士
Registered Psychologist (SRP)
シンガポール心理学会
Singapore Psychological Society
３）公認カウンセラー
Registered Counsellor (RC)
シンガポールカウンセリング協会
Singapore Association for Counselling
４）公認作業療法士
Registered Occupational Therapist
アライド・ヘルス・プロフェッションズ審議会
The Allied Health Professions Council
５）公認ソーシャルワーカー
Registered Social Worker (RSW)
シンガポールナショナルソーシャルワーカー協会
National Association of Social Workers (Singapore)
６）看護師（精神保健専門）
Registered Nurse (Psychiatric) (RNP)
シンガポール看護委員会
Singapore Nursing Board
他にMOH（シンガポール保健省）のHPで
心理系職として名前が載っていた団体は
こちらがあります。
●公認プラクティショナー
Certified Practitioner
シンガポール心理療法士＆カウンセラー協会
Association of Psychotherapists and Counsellors (Singapore)
基本的に所属団体に登録した上で
必要な教育や経験の条件に満たされた人々のみ
資格が与えられるので、
所属している人全員が
資格を持っているわけではありません。
この登録は、診療の水準を維持して
患者・クライアントが
安全で効果的な
メンタルヘルスサービスを提供するための
適切な知識、スキル、質の高いケアを
受けられるようにするために役立ちます。
登録された専門家は
数年ごとに継続教育を受けなければならず
日本の公認心理師や医師免許などは
更新制度や継続教育の義務がないので
その点では
日本の国家資格より厳しいものになっています。
私が持つRC（公認カウンセラー）の場合は
2年ごとの更新時に決められたセッション時間数や
50時間以上の継続教育の証明書の提出などを
しなければいけません。
サーキットブレーカー（部分的ロックダウン）時期には
SRP（公認心理士）と
RC（公認カウンセラー）を持つ臨床家には
生活に必要不可欠なサービスとして
職務を続けられる許可を得ることが出来たり
シンガポール保健省やシンガポール労働省から
直接連絡が来ることもあります。
お勤めの会社や保険会社によっては
登録されたメンタルヘルス専門職による治療は
補助が受けられることも多いです。
（症状やプランによっても変わってくるので
詳しくはそれぞれの会社の担当者に
お問い合わせください）
上記の資格を持っていらっしゃる日本人は
私が知る限り公認心理士と公認カウンセラーの
それぞれ一人だけなのですが
もしどなたかいらっしゃれば
情報交換などが出来たらと思いますので
お声かけいただけたら嬉しいです。
ご質問がありましたらお知らせくださいね。
また少しずつ
このようなメンタルヘルス関連の情報など
お伝えできたらと思っています。
