失敗を語っていこう
こんにちは。心理カウンセラーの相賀ゆかです。
以前サンフランシスコ発で、企業家たちのための「Failcon」というカンファレンスが開催され、その後世界の色々な場所に広がりました。
以前サンフランシスコ発で、企業家たちのための「Failcon」というカンファレンスが開催され、その後世界の色々な場所に広がりました。
一度や二度の失敗は当たり前。その経験を肥やしにしてもらおうと、失敗をシェアするのです。
偉人たちの伝記でも、成功の陰に失敗のエピソードがつきものです。IBMの社長であったトーマス・ワトソンは「早く成功したいなら、失敗を二倍の速度で経験することだ。成功は失敗の向こう側にあるのだから。」と言ったそうです。
失敗を恐れ、完璧を目指しすぎていませんか。目標を持ち、進んでいくのは素晴らしいことですが、失敗に対して必要以上に嘆いて、再挑戦することをあきらめてしまったり、自分の欠点を隠したりすると、どこかで息苦しさを覚えるかもしれません。
周りの人に対しても、大きく期待をして完璧を求めるあまりに、本人に無理強いをさせたり、出来ないところを指摘しすぎるようになると、大切な関係が壊れてしまいます。
人の魅力や成功話は、多くの人の刺激になりますが、聞く側の心が元気でないと、自慢話に聞こえたり、苦痛になったりする場合もあります。
しかし人の失敗というのは、知恵を与え、多くの人に親近感をもたらし、笑いを生みだし、共感を呼びます。失敗を、あなたの信頼できる人に上手に語っていきましょう。
失敗や欠点、どんな予想外のところがあっても、あなたのことを大切に思っていくれる人は受け入れてくれるでしょうし、あなたが欠点と思っている部分を逆に長所だと捉えてくれていることもあります。
また、人にオープンにすることで自分自身のすべてを受け入れやすくなるでしょう。誰も完璧な人はいないのです。