夫婦の会話で気を付けるべき4つの危険要因「④相手との間に壁をつくること」


 
夫婦の会話で気を付けるべき

4つの危険要因の4つ目は、

相手との間に壁を作ること、逃避 です。

これは、侮辱されることの反応としてあらわれます。


例えば、ずっと責められたり

侮辱されたりすることが続くと


聞いている側は圧倒されたり

胸が苦しくなったり

疲れてしまったりして


話し合いの場から離れて

自分の殻に閉じこもってしまいます。


そうなると

問題に直面する気力が失せてしまい

反応も同調もせずに

何か他のことをやることによって

話し合いを避けたりしながら

回避的な行動をとるようになるのです。


二人の会話の中で 

①非難 

②侮辱 

③防御的になること

がずっと続くと

最終的にこの4つめが顔を出すことが多いです。


それまでに向き合おうとしたのが上手くいかず

「逃げるようになってしまったパターン」

がよくありますが

こうなるとたちが悪いそうで

これが出てくるころには

すでに相当のストレスがたまっていて

建設的なコミュニケーションをする状態ではなく

そうなると相手は

避けられているように感じてしまい

追っかけようとします。


それでも避けられ続けると

相手は怒りが湧いてきます。


壁を作っている側は

心拍が上昇し

血流へのストレスホルモンの放出など

身体の変化が見られます。


大きな声をだしたり

暴力的になっていないので

自分では意外に気づきにくいのですが


生理的な興奮状態に陥ってしまい

冷静に、相手に敬意をもってお話しし続けることは

とても難しくなります。


このような状態になってしまったら

どうしたらいいのでしょうか。


相手とケンカをしているときに

自分がその場から立ち去ろうとしたら

相手は追っかけてくるかもしれません。


でも、お互いに感情的になっているときに

話をつづけても、状況はわるくなるだけです。


そんなときには、一旦喧嘩をストップして


タイムアウト


ふたりで最初から

「タイムアウトしよう」といったら

止めると決めておきます。


「タイムアウト」という言葉でなくても

「ハイタッチのポーズ」でもいいですし

ちょっとふざけた名前だと

それだけで

気持ちがほぐれることもあるかもしれません。


そんなの、よけいに腹が立つ!

と思われる方もいますよね。


なんでもいいのです。

ただ、なにか二人の間で

シグナルを決めておくのです。


そして、自分の状態を振り返り

自分の心を整えることに意識をむけます。


ジョン・ゴットマン博士は

20分以上、24時間以内、が良いと言っています。


私は、クライアントさんカップルには

40分 

とおすすめしていますが

二人で決めていただいてもいいと思っています。


その間は、間違っても

相手の悪いことを頭で反芻するのは

やめましょう。


お茶をのんだり

ヨガやジム、瞑想など

セルフケアをして

自分を癒すことに集中してください。


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公認カップルセラピストによる

カップルセラピーにご興味がある方は、

こちらまで

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*ジョン・ゴットマン博士の

四つの騎士「はぐらかし・逃避」のアイデアをご紹介しました

By John Gottman 「The Seven Principles for Making Marriage Work」


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