夫婦の会話で気を付けるべき4つの危険要因「③防御的になること」

 


夫婦の会話で気を付けるべき

4つの危険要因の中の3つ目は、

「防御的になること」


自分が攻撃されたと感じた時に

「そこまで言われるようなことをしていないのに」

と腹が立ったり

被害者のような気持ちになって

自己防衛してしまうことってありますよね。


でも振り返って

相手が言ったことを「苦情」ととるのか

「批判」ととるのかでは

ずいぶん受け止め方が変わってきます。


批判と捉えると

ついつい防御的になる方が多いようです。

特に

その相手との関係がギクシャクしているときは

誰しもが、守りにはいってしまいがちです。


だって、そこまでのことをしてないのに

なんだか

不当に非難されているような気になってしまうから。


そうそう、それはよく分かります。


ただ、そこで守りに入ってしまうと

声を荒げて相手を批判するような派手さはなくとも

相手にとっては

非難しているのと同じことになってしまうのです。


「問題は私ではなくって、あなたです」

と相手には聞こえてしまいますから。


本人としては、そんなつもりはなくて

何とか相手に自分の正当性を分かってもらいたい

と一生懸命伝えていることがほとんどだとしても

悲しいことに

それは相手には伝わらないことのほうが多いです。

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(例)朝二人で、今晩は外食することに決め、

「どちらかが予約を取ろう」

ということになっていましたが

はっきり決めてないまま夕方になりました。

まだどちらも

予約を取っていないということがわかりました。


◆防御的になっているときのセリフ

「今日は忙しかったのよ。

私がどれくらい忙しいか、知ってるでしょ?

どうしてあなたがやってくれなかったの?」


◆代わりに言えるセリフ

「今日の朝

どちらかがやろうっていってたと思うけど、

今晩の予約、取ってくれた?」

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違いが分かりますか?

上の方は、自分が責任を取らずに

相手を責めています。


そうすると、問題は解決されないし

相手は責められたと感じ

二人の関係を悪くしてしまいます。


下の方は

言い方によっては文句にも聞こえますが

相手に責任を押し付けていません。


解決法としては

自分で物事の(一部でも)責任をとること


たとえ、その一部分であっても

自分の役割に責任を持ってみてください。


それは一人で全部やるということではなく

相手に助けを求めるとか、お願いすることも

一部責任をもつことにつながります。


「今日の朝

どちらかがやろうっていってたと思うけど

今晩の予約、取ってくれた?」


「あ、忘れてた。今、電話してみる。」


「ありがとう。お願い!」


こんな会話ですむはずなのに、

小さなことが大きな喧嘩になってしまっていませんか?


カップルセラピーでは

二人の価値観の違いや

ある状況に対しての反応のパターン

それに対して持ってしまう感情のパターン

それによる二人の会話のパターン

を明らかにして、


より仲良く出来る会話が持てるように

練習していきます。


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公認カップルセラピストによる

カップルセラピーにご興味がある方は、

こちらまで

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*ジョン・ゴットマン博士の

四つの騎士「自己弁護」のアイデアをご紹介しました

By John Gottman 「The Seven Principles for Making Marriage Work」


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